課題
工場の機械は、長く使われます。10年、20年と現役です。ところが、その機械を動かしているPCとWindowsは、そうはいきません。OSのサポートは終わり、接続の方式は変わり、当時の開発環境はもう手に入りません。
機械は元気なのに、まわりだけが先に古くなる。この2年でお預かりしてきたのは、その差を埋め続ける仕事です。
2年で7案件
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2024年7月 ― | 曲げ加工機の仕様変更。PLCとPCの接続を、シリアル(COM)からLANへ |
| 2024年10月 ― | 管理ソフトの改修。独自形式のファイルを変換し、あわせてWindows 11へ |
| 2025年9月 ― | 3D図面の調整ツール。読み込み・360度回転・編集(継続中) |
| 2025年9月 ― | 曲げパラメータ画面の改修とWindows 11対応、不具合対応(継続中) |
| 2025年12月 ― | 制御基板の設計・実装・組み込み(継続中) |
| 2026年2月 ― | PLC連携アプリの改修。描画とデータ照合、選択上限を30件から100件へ |
| 2026年5月 ― | アプリとPLCの連携整備。座標の送信、タッチパネルからの保存、旧形式の読み書き |
OSの世代交代に、機械を合わせる
Windows 11への移行を、複数の機種で行いました。このとき守るのは、画面と操作を変えないことです。動く場所だけを移します。毎日その機械に向かう作業者にとって、操作が変わることは事故のもとだからです。
接続の方式が変わっても、つなぎ続ける
PLCとPCの接続を、シリアル(COM)からLANへ移しました。通信のしかたは変わりますが、機械の動きは変えません。タッチパネルからの保存、座標データの送信といった、PLCとのやりとりそのものの整備も続けています。
昔のデータを、捨てない
機械の管理ソフトには、独自形式のファイルが残っています。過去の加工データは、お客様の資産です。作り直すのではなく、読めるようにする。旧形式を変換し、現行の環境で読み書きできる状態にしました。
ソフトの外まで
2025年からは、制御基板の設計・実装・組み込みもお引き受けしています。ソフトウェア会社の守備範囲を、少しはみ出す仕事です。それでも機械を止めないためには、どちらも必要でした。
動いている機械を止めずに、その上のソフトだけを現代に合わせていく。派手ではありませんが、工場にとっては、止まらないことがすべてです。
同じ分野の新規開発として、PLCプログラムとタッチパネル画面の設計も手がけています(DX導入事例 CASE 02)。