01 / 目的
「DXをやる」は決まっている。何を変えるかが、決まっていない。
AIを入れることも、システムを新しくすることも、目的ではありません。国内企業のうち、業務フローそのものの再設計に投資していると答えたのは18.4%。多くの会社が、今までのやり方のまま、道具だけを新しくしています。それでは、かかる時間は減りません。
- 最初に決めるのは「どの業務の、どの時間を、どれだけ減らすか」です
- 道具を選ぶ前に、やめる業務・残す業務・人がやるべき業務を分けます
- 「今のままで十分です」という結論も、そのままお伝えします
出典:業務プロセスの再設計に投資していると回答した企業は18.4%(PwC Japanグループ 生成AIに関する実態調査)。
02 / 現状
今の業務を、書ける人が社内にいない。
仕様書がない。あっても10年前のまま。実際の手順は、担当者の頭の中にある。どの会社でも起きています。ここを飛ばして要件定義に入ると、作ったあとに必ず「実際はこうじゃない」が出ます。作り直しの費用は、たいていここで発生します。
- 現場に入り、実際の画面と手順を見ながら業務を書き起こします
- 例外処理(月末だけ、あの取引先だけ、あの担当者だけ)を先に洗い出します
- 書き起こした業務フローは、御社の資産としてお渡しします。当社と契約されなくても、そのままお使いいただけます
03 / レガシー
古いシステムから、データが出てこない。
動いてはいる。けれど中身はブラックボックスで、作った会社とも連絡がつかない。データベースの定義書も残っていない。この状態で「全部作り替えましょう」という見積りが来ると、金額が現実的でなくなります。
- まず、データを取り出せるかを確認します。取り出せるなら、全部を作り替える必要はありません
- 一度に載せ替えず、外側から機能を切り出して段階的に置き換えます
- 既存のベンダー様からの引き継ぎ・並走も承ります
当社の代表は、VBからVB.NET、VBからJavaへの移行案件を実際に手がけてきました。古い側の言語も、自分で読める人間が判断します。
04 / コスト
契約が増え続け、毎年払い続けている。
部署ごとに契約したSaaSが積み上がり、使っていない機能にも払い続けている。業務に合わせて自社のシステムにしたほうが、3年で見れば安くなることがあります。逆に、作るほうが高くつくこともあります。まず、その計算をします。
ある不動産仲介業様では、複数のSaaSを自社システムに置き換え、年間約600万円を削減しました。3年、継続してご一緒しています。
- まず全契約を並べ、「使っている機能/使っていない機能」を分けます
- 自社開発のほうが高くつくなら、そのままSaaSを使い続けることをお勧めします
- 3年の総額で比較し、内訳をすべて公開します
05 / 定着
作ったのに、現場が元のやり方に戻る。
いちばん多い失敗です。画面は新しくなったのに、裏で以前のExcelが生き残っている。原因は、たいてい2つ。実際に使う方が決定の場にいなかったこと。そして、切り替えの日に旧手順を一斉に止めてしまったことです。
- 要件定義の場に、実際に使う方に入っていただきます
- 紙・Excelとの併用期間を、最初から設計に織り込みます。いきなり止めません
- 操作マニュアルと、現場向けの説明会までを作業範囲に含めます
紙のカードで管理されていた会員情報をアプリへ移行した案件では、現場の運用に合わせて入力画面を作り直したうえで切り替えました。
06 / 引き継ぎ
作ったあと、誰が直し続けますか。
作って納品して終わりにすると、1年後には誰も触れないシステムになります。国内では、DXを担う人材が不足していると答えた企業が85%を超えます。社内に人を置けないなら、外に置いたままでも構いません。ただし「誰が・何を・いつ直すか」は、作る前に決めておく必要があります。
- 運用保守として当社が引き取る/御社チームへ移管する、どちらも選べます
- 移管する場合は、卒業の時期を最初に決めます
- 他社が開発されたシステムの引き継ぎも承ります。現在、20件のサービスを同時に運用しています
出典:DXを推進する人材が不足していると回答した企業は85%超(IPA「DX白書」)。